気仙沼大島へは「ひまわり号」を利用しましょう

気仙沼大島へは旅客船「ひまわり号」を利用しましょう!

 

 2011.3.11地震直後、「ひまわり号」船長は、津波から船を守ろうと沖出しをします。大津波を何度も乗り越え無事外洋に出て、また戻って来ました。 気仙沼の船はほとんど流されてしまい、物資を運ぶ船が無い中、気仙沼から見えるところにある気仙沼大島は孤立してしまいます。地盤沈下によってまともに船を付けられない、湾内には瓦礫もあり航行は危険など、様々な悪条件の中「ひまわり号」は航行しました。

 日中に地震と津波が起きたため、気仙沼に仕事に行っていた島の人たち、逆に島に働きに来ていた人は共に家に帰ることが出来なくなっていました。物資も来ないため旅館や民宿の食料などを分け合い、最後はプールの水を漉して飲んだといいます。

 物資を載せ、人を乗せ小さなひまわり号は、本土と島を結ぶ希望となりました。14人乗りの小さな船に救援物資を山ほど載せ、多いときは50人もの人を乗せて多くの人を助けました。しかも、被災者は無料で。

 気仙沼大島側の桟橋も地盤沈下のため船が付けられず、島の若手(後のおばか隊)が凍るような寒さの中腰まで海に入り物資を運んだとおばか隊隊長さんから聞きました。

 こうして多くの人の努力で命を繋いだのだそうです。

 

 そのひまわり号は、今でもフェリーが終わった後の夜や深夜運行もしています。仕事や部活や塾で遅くなる人のために運行しているのです。さらに、中学校の部活の試合などで帰りが遅くなる場合には、事前予約で運行してくれているのです。 

 でも控えめな船長さんは、乗り場に時刻表も出していませんでした。これでは乗客は増えないと思い、船長さんから時刻表を貰いました。

 島の人のために、小さな船で頑張るひまわり号、応援したくなりました。船長さんはとてもいい人です。2012年7月に子ども向けの本となって出版されるそうです。

 

 旅客船 ひまわり号 時刻表 

 

   2012年9月改訂されました)

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 ※ひまわり号乗り場は、

   エースポートでは気仙沼女子校の真下あたり

   大島では、フェリー乗り場から砂利道で奥の方です。

 

 ※15人以上の団体は乗船出来ません。